おなかの動悸
2019.02.16
今週も悠心身クリニックにアクセスありがとうございます。先週は漢方の腹診についてお話させていただきました。
今週もひきつづき「おなかの動悸」についてお話いたします。
悠心身クリニックを受診される方々のなかの約半数近くの方が「パニック障害」をお持ちです。さて、このパニック障害の治療にもいろいろな漢方薬を使用しますが、
お腹の所見はお薬を選ぶうえで大変大事な情報になります。
おへその上や下あるいは一方にはっきりした動悸があり、さらにみぞおちの部分でポチャポチャト水が揺れる音がしている場合は「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」というおくすりをまずは選ぶ決め手になります。
この苓桂朮甘湯というおくすり、どうしても朝が起きられない「フクロウ体質」のおくすりとしても有名です。
不安やパニックになりやすかったり、朝が苦手で長年苦労されている方など一度お試しいただければと思います。
悠 心身クリニック 中澤 武志