加味逍遙散（かみしょうようさん）

本日も、悠心身クリニックのHPをご覧いただきありがとうございます。

さて、本日は女性にしばしば使う加味逍遙散という処方についてご説明します。

疲れやすく、肩が凝り、イライラや落ち込みが生理周期と関連して強く、カッカッと顔がほてるようなときがある方に使用します。

ただ、処方の決め手は何といっても「お腹」です。からだの不調は「お腹」の腹壁反射（筋肉の緊張）にあらわれるというのが日本漢方の考え方です。

では、加味逍遙散のお腹は？と申しますと・・・

右の一番下の肋骨付近が硬く、お臍の上に動悸があります。さらに、両側のお臍の斜め下に押すと痛いところがあります。

このように、処方の一つ一つにお腹の状態のちがいがあるのです。

悠心身クリニックを利用された方に、お腹の診察の協力をお願いすることがあります。もちろん腹診は利用者様のご希望のある時に行いますのでよろしくお願いいたします。

悠　心身クリニック　　院長　　中澤　武志