心のうつ
2019.04.12
すっかり春めいてきた今日この頃、花粉症など季節の変わり目にさまざまな症状でお困りの方も多いのではと危惧しております。悠 心身クリニックでは些細なからだやこころの問題にも対応しております。どうぞお気軽にご相談ください。
さて、本日は『心のうつ』についてご紹介します。漢方的に『うつ』を分類しますと、イライラする『心のうつ』。落ち込みが目立つ『肝のうつ』。胃腸がトラブル『脾のうつ』。疲れ切りの『腎のうつ』。に分類できます。
いらいらして、怒りっぽい。いいようのない不安に襲われたり、眠れない。目がかすんだり、ふらつき、いやな夢、物忘れ。これらが心のうつに出現しやすい症状です。
心のうつの代表的な漢方薬といえば『加味逍遙散(かみしょうようさん)』。主に女性に使用します。
それ以外には体力のない虚証タイプの方には『加味帰脾湯(かみきひとう)』や『酸棗仁湯(さんそうにんとう)』、
体力のある実証タイプの方には『竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)』、『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』、『桃核承気湯(とうかくじょうきとう)』などが考えられます。
ストレス社会に生きるわたしたちにとってイライラは共通問題。漢方薬でよくしたいとお考えの方は是非ご相談ください。
悠 心身クリニック 院長 中澤 武志