いじめられっ子のくすり?
2019.06.04
寒暖の差が激しい今日この頃、風邪も流行っております。皆様ご自愛ください。
さて、本日は「いじめられっ子のおくすり(益田 総子先生 著 『劇的漢方シリーズ』より)ご紹介です。
わたしたちは日本で育つと我慢・反省ばかりを教え込まれ育ちがちです。精神的な被害を受けて理不尽に痛めつけられていても、我慢してしまい、反論することができないばかりか、自分が悪者になってしまうこともあります。
イライラして怒りっぽく、いじめられたことを後になって思い出すと腹が立って思い出しただけでも悔しい。相手の言葉がグサグサと突き刺ささり、夜中に何度も目を覚ましたり、悪夢を見たりする。
胸や喉が詰まって、吐き気や胃のもたれがある。 (以上、 福富 稔明 先生 著書より)
抑肝散陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)はこころに被害を受け卑屈になって身近な人に怒りを発散する人に有効です。このおくすりはいじめを受けて傷ついたこころを手当てし、少しずつこころを回復させていきます。
おへその周りに大きな動悸が打っているのも処方の目安です。 ぜひご参考になさってください。
悠 心身 クリニック 院長 中澤 武志