あなたの体質は?その2 気滞
2019.07.09
このコ―ナ―では皆様の健康にお役に立てていただきたい情報を 悠心身クリニック より発信しております。
さて、前回から不調の原因を探るヒントとなる『体質チェックリスト』を提示しておりますが、今回はその2回目。「気持ちの浮き沈みが激しい・気滞タイプ」についてお話いたします。
気持ちが沈みやすい、憂うつだ
胃や腹部が張りやすく、げっぷやガスが出る
のどが詰まった感じがする
気づくとため息をついている
月経不順、月経前に下腹部や乳房が張る
すぐにイライラしてしまう
じっとしているより動いているほうが楽だ
いかがでしょう?上のチェックリストに該当する項目が多い方は様々なストレスが原因で「気」の巡りが滞っているようです。
自律神経のコントロールがうまくいかないため、怒ったあとすぐに気持ちが沈んだりと、浮き沈みが激しくなりがち。お腹が張りやすいのも特徴です。
ストレスをためないように、こまめに発散する習慣が大切ですが、
漢方薬としては柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)加味逍遙散(かみしょうようさん)などの柴胡(さいこ)という生薬(しょうやく)が含まれたものや、
小建中湯(しょうけんちゅうとう)桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)などの建中湯類、
または半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、抑肝散(よくかんさん)、女神散(にょしんさん)などがあります。
自分の不調の原因がおもに気滞の体質かな?と思ったらぜひ漢方薬をお試しいただければと思います。
悠 心身クリニック 院長 中澤 武志