体質チェック 5
2019.07.28
皆様ご機嫌いかがでしょうか?蒸し暑い日が続いていますが、特にこの時期に体調不良や気持ちの憂鬱さを感じることが多いようです。
その理由は、次回お話します「痰湿」という、からだの中に余分な水分をため込んでいることが、現代人の特徴になりつつあるからです。
本日は、不調の原因を探る体質チェックの5回目、「潤い不足タイプ」陰虚(いんきょ)についてお話します。
人は誰でも4,50代からからだの水分が不足し、潤いが不足するようになり、肌の乾燥やのどの渇き、ほてりやのぼせなどの症状がでやすくなります。
漢方ではうるおい成分のことを『陰』と表現し、その陰が不足することを陰虚と言います。
では、チェックリストです。
☑ 目・鼻・口などの粘膜が渇きやすい
☑ 肌が乾燥して、カサカサ、かゆみがある
☑ のぼせやすい、すぐにほてる
☑ 月経周期が短くなっている
経血量やおりものが少ない
☑ 朝起きると寝汗をよく書いている
☑ 便が硬くてコロコロしている
この、陰虚タイプの方に注意点は、胃腸の働きを改善するため暴飲暴食を避け、トウガラシやニンニクなど辛い物の食べ過ぎ、汗のかきすぎに注意してください。
漢方でうるおい成分を取り戻すためには『四物湯(しもつとう)』および、その関連処方、または『などがあります。
うるおい成分の補充は若返り、つまりアンチエイジングにつながります。漢方薬でいつまでもみずみずしいお肌とこころを保ちたいものです。
悠 心身 クリニック 院長 中澤 武志