多汗症

2019.10.28

だいぶ涼しくなりましたが、汗の問題は特に女性にとっての大問題。本日は『多汗』についての漢方治療についてお話いたします。

 

多汗は漢方的にはからだの表面の”気”が虚しているためと考え『黄耆(おうぎ)』という生薬が鍵となります。

まずは女性のほっとフラッシュ。これは五積散(ごしゃくさん)がファーストチョイス。イライラを伴う場合加味逍遙散(かみしょうようさん)の場合もあります。

 

肥満型からくる多汗には桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)または防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)です。

 

寝汗をよくかき、口が渇き特にに汗が多いタイプは桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)があいます。

 

脂漏性皮膚炎を伴う脂汗をかくタイプは黄耆建中湯+麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)がよく、

 

手足がほてりビクビクして汗をかくタイプは桂枝加竜骨牡蛎湯または柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、

 

緊張すると手足に汗が多いタイプには加味逍遙散(かみしょうようさん)があうでしょう。

 

汗の種類についても一つ。

 

「汗臭い」ベタッとした傾向があれば便秘を改善したり、からだの熱を冷ます漢方薬が有効です。

 

身近だけどどこに相談していいかわからない『汗』の問題。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

悠 心身クリニック   中澤 武志