冷え性
2019.11.18
そろそろ暖房が必要なこの時期。冷え性の方にはつらい季節と感じられていることでしょう。
そこで本日は『冷え性』をタイプ分けして、それぞれに見合った漢方薬をご紹介したいと思います。
では、4つのタイプにつぃてお話ししましょう。
1つめは、手足の先が冷えて、しもやけができることもあり、手足のしびれやひきつけがあり、冷えのぼせの傾向がある
タイプです。このタイプの方は全身の血流がよくない『於血』のタイプといえます。
漢方薬としては 温経湯 などの血流をよくするものがいいでしょう。
2つめは、下半身が冷えて、むくみやすく、お腹がちゃぽちゃぽする『水毒タイプ』です。余分な水分を取り除いて、からだを温める 桂枝加苓朮附湯 などがいいでしょう。
3つめのタイプは、胃腸が弱く下痢をしやすい、『脾虚タイプ』。からだを温めるエネルギーの生産が少なくなっていますので 人参湯 などで胃腸を強化します。
最後は、足腰をはじめ全身の冷えが著しく、元気がなく、トイレが近い、むくみやすいなどの『腎虚』タイプです。加齢や様々なストレスで生命エネルギーが乏しくなっています。八味地黄丸などが必要です。
からだが温まると自然にこころも暖まります。こころの状態を安定させるのも冷えの解消からと言えるでしょう。
ぜひ、ご相談ください。