ウイルス対策でできること
2020.02.23
昨今のコロナウイルス感染はまさに私たち人類に投げかけられた大きな課題と言えるのではないでしょうか。
感染予防は毎日のようにテレビなどで報道されていますが、私たち自身がどうすればウイルスへの抵抗力を持つことができるかはあまり報道されていない気がします。”免疫力”をつけるということです。
免疫力を高めるのに必要なことは、まずは睡眠。そして伝統的な日本食中心の食生活。そして漢方。
漢方薬が免疫を上げるうえで貢献できるのはおもに、①身体を温める、②「気」の量をます、③胃腸の働きをよくする、の3つです。
まず、①のからだをあたためる漢方薬としては人参湯や真武湯がその代表。乾姜や附子がからだを温めてくれます。
②の「気」の量を増すは、疲れた現代人には必須。四君子湯や六君子湯、補中益気湯などがその代表ですが、とくに補中益気湯は黄耆という生薬が体表のバリアの役割をしてくれるので感染予防にもなります。
③胃腸不調には、②以外に十全大補湯、人参養栄湯、小建中湯、黄耆建中湯、大建中湯などがあります。免疫を語るうえで胃腸を整えることは欠かせません。
私は、お一人お一人のからだの状態のあわせて処方を組んでいけば、なにかと外敵の多いこの時代をみなさんと乗り切っていけるのではないかと考えて日々試行錯誤を重ねております。
積極的なからだづくり、一緒に始めてみませんか?
悠 心身クリニック 中澤 武志