汗っかき
2020.08.08
熱い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は補中益気湯で体力を補い、小建中湯で気持ちの安定を図っております。
さて、この時期の問題としてよくあがるのが、『汗』。
もともと暑がりで、緊張した時やちょっと体を動かしたときにすぐに汗だらけになる人はもともとからだを温める作用が強いひと。
『防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)』を使います。
同じ汗かきでも、水太りタイプの防己黄耆湯(ぼういおういぎとう)とはお腹の状態が真反対なのでご注意を。
おへそを中心にこんもり盛り上がったお腹なら前者。ダラーッと横にはみ出すなら後者です。
この2剤以外にも体力・気力の低下が著しい場合は補中益気湯や黄耆建中湯を、神経質で頑張り屋の無理しがち、顔と頭の多汗なら柴胡桂枝乾姜湯も候補です。
悠 心身クリニック 中澤 武志