繊細過ぎて生きづらい
2021.02.12
HSP(ハイ・センシティブ・パーソン)
最近よく、耳にする言葉です。イメージで言うと『繊細過ぎて生きづらい人たち」
例えば「他人が怒られていても、自分のことのように感じる」「共感しすぎて自分のほうが泣いてしまう」
「相手の機嫌を敏感に察知して、自分のせいではと不安になる」「ラインやメールの文章を何度も書き換えないと
安心できない」 などなど・・・
HSPにも敏感タイプと、刺激探求タイプがあるらしく、正確な診断にはこまかなチェックリストが必要なようで
す。
ともあれ、5人に1人ともいわれるこのHSP体質の方が、どうすればより生きやすくなるかが今の社会の課題と
思って取り組んでいます。
漢方で、これが効くのでは?と考えられるのが『桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)』
周りに気を使いすぎて、まじめで、頑張り屋で、他人の問題も背負い込んで・・・
そんなHSP敏感型の人達に有効ではないかと考えています。
あまりに神経を使いすぎて疲労困憊しているときは『十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)』を加えます。
このHSPの治療結果については随時報告していきたいと思います。
悠 心身クリニック 中澤 武志