微熱が下がらない

2021.02.26

このご時世37度前後の発熱があると、お店の入店を断られたり出勤ができなかったり、なにかと不便ですよ  ね。

 

でも、たとえば近くの病院で検査しても異常がない。そのため治す手段がなく困っておられる方も多いのではないでしょうか。

 

漢方の世界では、ストレス性の発熱で夕方から熱が上がって朝方には引いているというパターンを示す病態があります。

 

俗にいう、少陽の熱というもので、弛張熱ともいいます。上がったり下がったりと波のように変化するのです。

 

この熱を示すとき、柴胡という生薬が効果を発揮します。柴胡剤という漢方薬を使うのです。

 

柴胡剤には体力別に、最弱の体力向けの補中益気湯から中間の小柴胡湯、最強体力の大柴胡湯といろいろそろております。

 

さらに言えば、この熱を示すとき身体は筋肉が硬くなっており、わき腹や背中、首、肩が張っています。

 

柴胡剤でストレスをながして、熱を下げ、からだの緊張も緩めれば、気分も変わってきます。

 

お困りの方、ぜひご相談ください。

 

悠 心身クリニック   中澤 武志