被害者?それとも加害者?
2021.03.16
益田総子先生著の劇的漢方シリーズはこのコーナーでも再三取り上げていますが、本日もその中から皆様に参考になるかもしれない話題を一つご紹介します。
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)は悠心身クリニックで最も使用頻度が高い漢方薬です。
この、抑肝散加陳皮半夏というお薬がどういう人たちに効くか益田先生流の解説を見てみましょう。
① 年齢、性別を問わない。 ② 不眠、イライラが続いている。 ③ 現在進行形で肉体的、精神的被害を受けている。
④ 本人の立場の強さ、白黒に関係ない(悪人にも効く) ⑤ 効けば劇的!効かなければ、それほど被害を受けていないか、本当は加害者
⑥ お臍の脇に動悸が打っている。
私的にはこれに⑦歯ぎしり、食いしばり と ⑧悪夢 を付け加えたいと思います。
効けば気もちが軽くなり「なんとかなりそう」と思える本当に頼りになるおくすり。自分はやっぱり被害者だったのか、と納得できます。
では、効かなかったら・・・自分はまさかの加害者? いえいえ、それは私のお薬の見たてが間違っていたと思ってください。
悠 心身クリニック 中澤 武志